写真だけでは伝わりにくい、生地のやわらかな風合いや色合いもイメージしていただけるよう、動画もご用意しています。
写真だけでは伝わりにくい、生地のやわらかな風合いや色合いもイメージしていただけるよう、動画もご用意しています。
七五三では、着物と一緒に草履や雪駄を履くことが一般的です。
小さな足元まで晴れ着に包まれた姿は、七五三ならではの愛らしさがあります。
一方で、
「草履を履くのを嫌がったらどうしよう」
「鼻緒が痛くならない?」
「神社まで靴で行っても大丈夫?」
と心配になる方も多いのではないでしょうか。
草履は普段履いている靴とは形も歩き方も異なります。
特に3歳のお子さまにとっては、草履で長い距離を歩くこと自体が大きな挑戦です。
七五三だからといって、移動中もずっと草履を履き続ける必要はありません。
この記事では、草履を嫌がる理由や足が痛くなりにくい準備、靴へ履き替えるタイミング、神社や雨の日の足元対策をご紹介します。
結論|草履は写真とお参り、靴は移動と考えて大丈夫
七五三では、次のように草履と靴を使い分けても問題ありません。
| 場面 | お勧めの履物 |
|---|---|
| 自宅から神社・写真館までの移動 | 履き慣れた靴 |
| 駐車場から境内までの長い移動 | 靴 |
| 記念撮影やお参りの場面 | 無理のない範囲で草履・雪駄 |
| 砂利道・石段・坂道 | 靴 |
| 食事会や帰宅時 | 靴 |
| 雨で足元が悪い場所 | 靴または雨に対応できる履物 |
草履を履く時間を写真撮影やお参りの場面に絞れば、お子さまの負担を減らしながら、七五三らしい着姿もきれいに残せます。
途中で草履を嫌がったときは、我慢させず、靴へ履き替えましょう。
お子さまがご機嫌に過ごせることのほうが、草履を長時間履き続けることよりも大切です。
七五三で子どもが草履を嫌がる理由
お子さまが草履を嫌がるのは、わがままだからではありません。
普段と異なる履物に、足や体が戸惑っていることが考えられます。
鼻緒が足に当たって痛い
草履や雪駄には、靴のように足全体を包む部分がありません。
鼻緒を足の指で支えて歩くため、慣れていないお子さまは、親指と人差し指の間や足の甲に痛みを感じることがあります。
新品や使用回数の少ない草履は、鼻緒がまだ硬く感じられることもあります。
草履が脱げそうで歩きにくい
草履は、かかとが固定されていません。
足を大きく上げたり、普段の靴と同じように走ったりすると、草履が足から離れて脱げやすくなります。
「脱げそう」という感覚が不安になり、歩くことを嫌がるお子さまもいます。
足袋に慣れていない
足袋そのものを嫌がる場合もあります。
親指とほかの指が分かれる感覚や、履き慣れない生地の締め付けが気になることがあります。
小さなお子さまの場合は、靴下のように履ける、やわらかなストレッチ足袋を選ぶ方法もあります。
砂利道や石段が歩きにくい
神社の境内には、砂利道、石畳、坂道、階段などがあります。
草履では足元が安定しにくいため、大人にとっては短い距離でも、お子さまには歩きにくく感じられることがあります。
着物や袴で足を動かしにくい
草履だけでなく、着物の裾や袴も普段の洋服とは異なります。
歩幅が小さくなり、足元も見えにくくなるため、お子さまはいつもより慎重に歩かなければなりません。
慣れない着物と草履が重なることで、疲れや不安を感じやすくなります。
七五三の前に草履を試し履きする
草履を履く予定がある場合は、当日初めて足を入れるのではなく、事前に短時間だけ試しておくと安心です。
室内で数分から始める
まずは、足袋を履いた状態で草履に足を入れてみましょう。
最初から長く歩かせる必要はありません。
室内で立つ、数歩歩く、方向を変えるといった動きを、数分試すだけでも十分です。
試し履きでは、次の点を確認します。
- 鼻緒がきつすぎないか
- 足の指の間が痛くないか
- 草履が大きすぎたり小さすぎたりしないか
- 歩いたときにすぐ脱げないか
- 足袋を嫌がらないか
お子さまが嫌がった場合は、その場で練習を終えて構いません。
何度も無理に履かせると、七五三当日まで草履そのものを嫌がることがあります。
草履で歩く感覚を伝える
草履では、普段の靴よりも歩幅を小さくすると歩きやすくなります。
「ゆっくり、小さく歩いてみよう」
「お母さんと一緒に歩こう」
など、お子さまがイメージしやすい言葉で伝えましょう。
かかとを高く上げて歩くのではなく、草履を足の裏に添わせるような感覚で歩くと、脱げにくくなります。
レンタル草履は無理に鼻緒を広げない
鼻緒が硬く感じられても、強く引っ張ったり、無理にねじったりすると、草履を傷める可能性があります。
また、水やクリームを付けてやわらかくする方法も、変色やシミの原因になるため避けましょう。
レンタル品は、形を変えるような調整を行わず、足に合わない場合は履く時間を短くしたり、靴と使い分けたりする方法が安心です。
草履の痛みを防ぐために用意したい物
草履を履く時間が短くても、足が痛くなる場合があります。
次のような物を用意しておくと、早めに対応できます。
絆創膏
鼻緒が当たりやすい部分へ使います。
痛くなってから貼るだけでなく、試し履きで赤くなりやすい場所が分かった場合は、肌の状態を確認したうえで、草履を履く前に絆創膏で保護しておく方法もあります。
ただし、足袋の中で絆創膏がずれると、かえって違和感の原因になります。
厚すぎず、肌にしっかり密着する物を選びましょう。
予備の足袋
雨や汗で足袋が濡れたときや、汚れてしまったときに交換できます。
濡れた足袋のまま草履を履くと、肌がこすれやすくなることがあります。
特に雨の日や暑い日は、予備を一足用意しておくと安心です。
履き慣れた靴と靴下
履き替え用の靴は、七五三のために新しく購入した物よりも、普段から履き慣れている物が向いています。
靴ずれしにくく、お子さまが一人でも歩きやすい物を選びましょう。
足袋の上から靴を履くと窮屈になる場合があるため、普段の靴下も用意します。
面ファスナーが付いた靴は、着物や袴の裾が触れて生地を傷めることがあります。
履き替え用の靴を選ぶ際は、着物へ引っ掛かりにくい形かどうかも確認しておきましょう。
草履を入れる袋
脱いだ草履を入れる袋も忘れずに用意します。
草履の裏には砂や泥が付くため、そのままバッグへ入れず、ビニール袋や専用の袋へ入れましょう。
履き替えた靴も入れられるよう、少し余裕のある大きさがおすすめです。
タオルやウェットティッシュ
乾いたタオルは、草履に付いた砂や表面の汚れを軽く落とすときに役立ちます。
ウェットティッシュは、お子さまの足や手の汚れを拭くために用意しておくと便利です。
レンタル草履には使用せず、汚れが付いた場合も強くこすったり、水で丸洗いしたりしないようにしましょう。
表面の砂や汚れは乾いた布などでやさしく取り、落ちない汚れは無理に処置せず、返却時にレンタル店へ状況を伝えましょう。
草履を履くときに確認したいポイント
お子さまの草履は、足を鼻緒の奥へ強く押し込めばよいわけではありません。
指の間が痛くならないよう、少し余裕をもたせて履かせます。
鼻緒の奥まで指を入れすぎない
足を鼻緒の奥まで強く入れると、親指と人差し指の間に鼻緒が当たり、痛みや擦れの原因になります。
指の間に少し余裕が残る位置で履かせましょう。
ただし、浅く履きすぎると草履が脱げやすくなります。試し履きをしながら、お子さまが歩きやすい位置を確認します。
左右を確認する
草履には、左右の区別がない形もあれば、形状によって左右が決まっている物もあります。
レンタルセットの案内に左右の指定がある場合は、それに従いましょう。
立った状態で痛みを確認する
座ったままでは問題がなくても、体重をかけると鼻緒が足へ強く当たることがあります。
草履を履かせたら、立つ、数歩歩く、方向を変えるところまで確認しましょう。
靴へ履き替えるおすすめのタイミング
草履は、七五三らしい姿を残したい場面に絞って履いても大丈夫です。
自宅から着付け会場へ向かうとき
自宅から着物を着て出発する場合でも、移動中は靴を履く方法があります。
車の乗り降りや長い移動では、草履よりも靴のほうが安全です。
写真館や神社へ到着してから、草履に履き替えましょう。
駐車場から神社まで距離があるとき
神社によっては、駐車場から受付まで長い距離を歩くことがあります。
途中に坂道、階段、砂利道がある場合は、無理に草履を履かせず、歩きやすい場所まで靴で移動します。
写真撮影が始まる前
草履姿を写真に残したい場合は、撮影場所の近くで履き替えると、足が疲れる前にきれいな姿を撮影できます。
撮影が終わったあとは、再び靴へ戻しても構いません。
ご祈祷を待っているとき
待ち時間が長い場合は、一度草履を脱いで休ませる方法もあります。
ただし、順番が近づいてから慌てないよう、受付の進み具合を確認しながら履き替えましょう。
食事会へ移動するとき
写真撮影やお参りを終えたあとは、靴へ履き替えると移動しやすくなります。
食事会では着物から普段着へ着替える場合もあるため、着替えと靴を同じバッグへまとめておくと便利です。
草履を履く時間だけでなく、撮影やご祈祷、食事会まで含めて無理のない一日を組み立てておくと、お子さまの足への負担も減らしやすくなります。
着物に靴を合わせても大丈夫?
移動中やお子さまが疲れたときは、着物に靴を合わせても問題ありません。
七五三の装いとして草履や雪駄を履くのが一般的ですが、移動の安全やお子さまの体調を優先して構いません。
写真に靴を残したくない場合は、撮影の直前だけ草履へ履き替えます。
靴の色が気になる場合は、黒、白、ベージュなど、着物になじみやすい色を選ぶと足元が目立ちにくくなります。
ただし、見た目だけを優先して履き慣れない靴を選ぶと、靴でも足が痛くなる可能性があります。
色よりも、普段から安心して歩けることを優先しましょう。
年齢別に考える草履との付き合い方
お子さまの年齢によって、草履を履ける時間や歩きやすさは異なります。
3歳|草履で歩けなくても大丈夫
3歳は、草履や足袋を履くこと自体に戸惑いやすい年齢です。
着物を着るだけでも、お子さまにとっては普段と大きく異なる体験になります。
草履を履いて長く歩くことまで求めなくても大丈夫です。
写真を撮る短い時間だけ草履を履き、そのほかは靴で過ごす方法もあります。
立って草履を履くのが難しい場合は、座った姿やご家族に抱っこされた姿を撮影しても、七五三らしい一枚を残せます。
5歳|走り出しや階段に注意する
5歳になると草履で歩けるお子さまも増えますが、楽しくなると普段どおり走り出してしまうことがあります。
羽織袴は洋服より足元が見えにくく、袴の裾を踏む可能性もあります。
砂利道や階段では大人が手をつなぎ、「小さな歩幅で歩こう」と声をかけましょう。
7歳|歩けても長時間は無理をさせない
7歳は、3歳や5歳に比べると草履で歩きやすくなります。
ただし、帯付きの着物は体を包む小物が多く、草履以外の部分でも疲れを感じることがあります。
本人が「大丈夫」と言っていても、歩き方が遅くなったり、口数が少なくなったりしたら、休憩や履き替えを提案しましょう。
草履だけでなく、待ち時間やトイレ、休憩のタイミングなど、七五三当日を無理なく過ごす工夫も知っておくと安心です。
神社の砂利道・石段を歩くときの注意
七五三では、神社の境内を歩く場面が多くあります。
草履で砂利道や石段を歩くときは、次の点に注意しましょう。
- 大人と手をつなぐ
- 走らせない
- 歩幅を小さくする
- 袴や裾を踏んでいないか確認する
- 階段では一段ずつ進む
- 休むときは、通行の妨げにならない安全な場所へ移動する
- 難しい場所は靴へ履き替える
着物の裾を大きく持ち上げたり、強く引っ張ったりすると、着崩れの原因になります。
歩きにくそうな場合は、裾を無理に調整するよりも、まず安全な場所へ移動して靴へ履き替えましょう。
雨の日は草履を無理に履かせない
雨の日は、濡れた地面で草履が滑りやすくなることがあります。
足袋が濡れると冷たく感じるだけでなく、鼻緒との摩擦で足が痛くなりやすくなります。
雨の日に用意したい足元用品
- 履き慣れた靴
- 替えの靴下
- 予備の足袋
- 草履を入れる袋
- タオル
- 大きめの傘
- 移動用として、必要に応じて長靴
駐車場から建物までは靴や長靴で移動し、屋根のある場所へ着いてから草履に履き替えると安心です。
水たまりや泥のある場所では、七五三らしい見た目よりも、安全と着物を汚さないことを優先しましょう。
足元だけでなく、雨の日に予定どおりお参りするか、延期するか、着物や持ち物をどうするかまで考えておきたい場合は、雨の日の七五三についても確認しておきましょう。
草履を嫌がったときの声のかけ方
お子さまが「痛い」「もう履きたくない」と言ったときは、まず足の状態を確認します。
無理に励まして歩かせるのではなく、
「ここまで履けたね」
「写真を撮れたから、次は靴にしようか」
「少し休んでから決めよう」
と、できたことを認めながら履き替えを提案しましょう。
七五三は、草履を上手に履けるかを確かめる日ではありません。
お子さまの成長を喜び、ご家族でその節目を過ごす日です。
草履を履けなかったことよりも、「着物を着て一緒にお参りできた」という経験を大切にしてあげましょう。
七五三の草履Q&A|痛みと履き替えの疑問
まとめ|草履と靴を使い分けて、足元にもやさしい七五三を
七五三の草履姿は、小さなお子さまの晴れの日を彩る、愛らしい装いの一つです。
けれども、草履を履き慣れていないお子さまにとって、長い移動や砂利道は思っている以上に大きな負担になることがあります。
草履は写真撮影やお参りの場面で使い、移動中や疲れたときは履き慣れた靴へ替えても大丈夫です。
事前の試し履き、履き替え用の靴、予備の足袋や絆創膏を用意しておけば、足が痛くなったときにも落ち着いて対応できます。
草履で何歩歩けたかよりも、その日の景色をお子さまがどんな表情で見つめていたか。
少し背伸びをした晴れ着姿の足元にそっと寄り添いながら、ご家族らしい七五三の一日をお過ごしください。
次に読みたい|子どもが心地よく過ごすための持ち物
草履と靴の準備ができたら、待ち時間や食事、トイレなど、七五三の一日を支える子ども用の持ち物も確認しておきましょう。
飲み物、おやつ、着替えなど、本当に役立つ物を場面別にご紹介します。
はじめての七五三でも、迷わず選べるように
当店は、創業50年以上の貸衣裳店が運営するオンライン着物レンタル専門店です。
これまで多くの晴れの日のお手伝いをしてきた経験をもとに、昔から大切にされてきた七五三の意味や装いと、今のご家族に合った楽しみ方の両方を大切にしながら、一着一着を分かりやすくご紹介しています。
3歳、5歳、7歳。
同じ七五三でも、その年齢で見せてくれる表情や仕草は一度きりです。
少し緊張しながら袖を通した着物も、ご家族に褒められてうれしそうにする姿も、いつか振り返ったときに、お子さまの成長を感じられる一枚になっていくはずです。
ご家族にとって「この一着にしてよかった」と思っていただける着物選びのお手伝いができれば幸いです。
七五三の持ち物・準備が整ったら、着物選びも始めましょう
七五三当日を安心して迎えるための持ち物や準備を確認したら、次はお子さまの着物選びを進めてみましょう。
着物は、色や柄、コーディネートによって、写真の雰囲気やご家族の思い出に残る印象も大きく変わります。
実際の着用イメージや動画も参考にしながら、お子さまにぴったりの一着を見つけてみてください。
ご家族みなさまが安心して当日を迎え、「この一着にしてよかった」と思える七五三のお祝いになりますよう、心を込めてお手伝いいたします。
写真だけでは伝わりにくい、生地のやわらかな風合いや色合いもイメージしていただけるよう、動画もご用意しています。
写真だけでは伝わりにくい、生地のやわらかな風合いや色合いもイメージしていただけるよう、動画もご用意しています。
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