ウェディングドレスのデザインで人気の桂由美が手がけたこちらの色留袖は、上品であたたかな雰囲気の中に、西洋風のモチーフを使っているユニークなデザインです。ヨーロッパから日本に入ってきた「薔薇」は、愛情の象徴とされており、西洋では大切な人に贈る花でもあります。女性着物の文様としても大正時代から多用されてきました。そのほかにも金色で描かれたレースを思わせる細かい模様や洋風なデザインの「唐草文様」なども描かれています。繁栄や長寿を意味する「唐草」は日本の伝統文様でですが、古典文様にはない花や草をモチーフに描くことで、多様性を感じられます。モダンでインターナショナルな素材を使いつつも、日本古来の美への畏敬と和洋融合へのチャレンジを感じる1着です。またお着物は暑い時期にもぴったりな単衣仕立て。半衿は透け感のないもの、着物の下に着る長襦袢は夏物がセットになっており、快適にお過ごし頂けます。