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赤の地色に色とりどりの絞りの模様が美しい振袖、伝統技術の中に古典文様の花々がとても美しいです。パッと目につく振袖の中央に日本の国花とも言われる「菊の花」が描かれています。菊の花は「高貴」や「高尚」など気品高い意味が込められています。その他「長寿」や「邪気祓い」なども意味もあり菊花紋章（十六弁八重表菊紋）として天皇家や皇家の紋章としても有名ですよね。菊の横に描かれている「八重桜」は派手さの中に凛とした上品な雰囲気を持ち「優美な女性」や「精神美」を意味しているそう。学問にも通ずるものがあり学校などに多く植えられているのは「豊かな教育」や「善良な教育」も意味しており、花びらが多い＝知識が多いとされたことから来たそうですよ。桜の意味も奥深いものがあります。亀の甲羅に似た文様は「亀甲」と言い、正六角形を上下に繋いだものから「永遠」や「長寿」などの意味があり、非常に縁起の良い柄として長年愛されています。竹の葉の笹文様は冬にも瑞々しい緑の色を変えないことから不変や長寿の意味を持っています。中国の故事で鳳凰がその実を食べることから古来より吉祥の象徴としても好まれて描かれています。