夏の結婚式に黒留袖を選ぶときは、暑さへの配慮はもちろん、涼やかで心地よい着心地にもこだわりたいもの。
今回は、夏物の黒留袖やレンタルのメリットを、やさしく丁寧にお届けします。
夏の黒留袖選びで大切にしたいこと
春や秋のイメージが強い結婚式ですが、近年は夏に挙げるカップルも増えています。
そんな特別な日に黒留袖を選ぶなら、暑さの中でも涼やかに着こなせる工夫が大切です。
裏地を省いた単衣仕立てや、風通しの良い素材など、季節に合った一枚を選ぶと、気持ちも装いも軽やかに。
快適さと上品さを両立させるポイントをおさえて、華やかな晴れの日を心地よく楽しみましょう。
着物の季節変化：夏にはどんな着物がある？
着物は、季節の移ろいに寄り添うもの。
10月から5月は裏地付きの「袷（あわせ）」、6・9月は裏地なしで涼しい「単衣（ひとえ）」、7・8月は透け感のある「薄物（絽・紗）」が定番です。
夏場の結婚式では、会場の空調や写真映りを考えて、季節感を演出しながらも心地よさを大切に。
見た目の美しさと快適さを叶える一枚に出会えると、気持ちもいっそう華やぎます。
夏の結婚式にこそ、レンタル黒留袖がおすすめ
ご両家で揃える正統派の黒留袖は、格式を重んじる結婚式の装いにぴったり。
ただ、夏物の黒留袖をお持ちの方は少ないかもしれません。
そんなときにおすすめなのが、レンタルサービス。
単衣や袷、好みの柄まで、豊富な選択肢から季節に合わせて選ぶことができます。
気温や会場の雰囲気に合わせて無理なく選べるのは、レンタルならではの安心感。
上質な一枚で、思い出深い一日をお過ごしください。
結婚式の装い選びで大切にしたいこと
結婚式などの特別な場では、袷（あわせ）や単衣（ひとえ）の黒留袖を選ぶことが望ましいです。
特に記念撮影の際には、絽の黒留袖は透けやすいため、着物の素材による色の写り具合に注意が必要です。
袷と単衣の留袖は写真映りにほとんど違いがなく、統一感のある印象を保つことができます。
写真映えも考慮した上で
透け感の強い絽や紗の薄物は、夏には涼しげですが、格式を重んじる結婚式の写真映えでは少し控えめにしたいところ。
- 透け感があるために黒留袖なのにグレーのように見えてしまい、写真映りが悪い。
- 絽や紗の留袖は現代ではあまり製造されておらず、レンタルでも取り扱いが少ない。
- 室内は冷房が効いているため、絽や紗の留袖だと寒さを感じることがある。
そんな時に単衣仕立ては、見た目の美しさと過ごしやすさを両立させてくれます。
画像をタップで商品ページへ
単衣留袖の比翼仕立てについて
単衣留袖の比翼仕立てには、裏地が付いている部分があります。
ただし、袷留袖のように全体に裏地があるわけではありません。
袖口や振り、衿、裾回しの部分だけが二重に仕立てられており、この仕様を「付け比翼（ひよく）」と呼んでいます。
この付け比翼のおかげで、見た目の格式を保ちながらも、軽やかな着心地を楽しめるのが特徴です。
昔の留袖では、祝いの意味から白羽二重の下着を重ねていましたが、動きにくく暑いものでした。
比翼仕立ては、そんな課題を解決し、より動きやすく快適な着心地を叶えた仕立て方です。
軽やかで上品な単衣仕立て
単衣仕立ての黒留袖は、裏地がない分とても軽やかで、暑い季節にも心地よい着心地を叶えます。
暑さを和らげながらも、きちんと感を損なわないのが嬉しいポイントです。
ご希望の方へ、当店の夏用長襦袢対応について
暑い時期でも、袷の着物に夏用の長襦袢を合わせると、見た目の美しさはそのままに、ぐっと快適にお召しいただけます。
当店のレンタルでは、在庫に限りがございますが、ご希望のお客様には袷の着物に夏用長襦袢をセットにしてお届けする対応も可能です。
まとめ：季節に合わせて自由に楽し
単衣の黒留袖は、胴裏に裏地がないため、袷の留袖よりも涼しく快適に着ることができます。
伝統的には6月から9月に着用されますが、現代では気温や会場に合わせて自由に選ばれるようになりました。
外見は袷留袖と変わらないので、季節や気温に合わせて、心地よい装いを選んでください。
高品質の衣裳を、驚きの価格で
着物レンタル専門店 マイセレクト
創業50年の歴史を誇る老舗貸衣裳店が運営する
ネット着物レンタル専門店。
結婚式衣裳や七五三、産着など豊富なラインナップを
ご用意しております。
ネットレンタルだからこそ、お客様に安心して、
そして便利にお買い物を楽しんでいただける
お店づくりを目指します。
